
暦の上ではまもなく穀雨を迎え、田に水が引かれる季節になります。
この時期、里山の風景に見られるのが、小さな区画に整然と並ぶ「早苗(さなえ)」の姿です。種から芽吹いた稲を、本田に植えつけるまで育てる場所を「苗代(なわしろ)」といいます。
浅く張られた水面に、青々とした早苗が並びます。まだ背は低く、これからの成長の段階にある苗は、水と光の中で育ちながら、やがて本田へと移され、田に植えつけられていきます。
田植え前のひとときに見られる苗代の景色は、稲作の始まりを示す、この時期ならではのものです。
撮影:akiyoko / PIXTA
参考文献
『茶趣をひろげる 歳時記百科』淡交社
『日本を味わう 366日の旬のもの図鑑』淡交社
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