山笑う

Article

記事内容

目次

もっと見る

 

「山笑う」。春の山の様子を表した言葉です。

冬のあいだ静かであった山に若葉が芽吹き、全体がやわらいだ明るさを帯びる。青楓の葉がひろがりはじめ、山の表情が少しずつ変わっていくこの時期の景色を指す言葉です。

この言葉は、中国の画論書『林泉高致』に見られる「春山淡冶而如笑(春の山は淡くあでやかで、笑うがごとし)」という表現に由来します。山の変化を人の表情に重ねて捉えるところに、この言葉の特徴があります。

山の色合いがやわらぎ、光を含んだように感じられるこの時期の風景を、「山笑う」という一語がよく伝えています。

 

撮影:Bull / PIXTA

参考文献

茶趣をひろげる 歳時記百科』淡交社
淡交新書 茶の湯の銘 季節のことば』淡交社
郭熙『林泉高致』

※参考文献のタイトルをクリックすると、【淡交社 本のオンラインショップ】に移動します。
※最新の価格・在庫状況はオンラインショップにてご確認ください。

シリーズ「季節を読む」はこちらから

 

茶の湯を学ぶコンテンツが
読み放題

有料会員になると、200点以上の動画・電子書籍・記事・茶道辞典・イベント情報などのコンテンツをすべてご利用いただけます

月額990円(税込)

いつでも解約可能