やすらい祭|春の疫神を鎮める祭

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「やすらい祭」。今宮神社に伝わる春の祭礼で、毎年四月の第二日曜日に行われます。
京都の三大奇祭の一つとしても知られるこの祭は、平安時代に疫病が流行した際、その鎮静を祈って始められたと伝えられ、今宮神社は、疫神を祀り疫病退散を祈願したことに由来する社として知られています。

祭の当日は、鬼の面をつけた人々が鉦や太鼓を鳴らしながら町内を練り歩きます。赤い装束や風流傘とともに進むその姿は、疫神を鎮め、災いを祓うための所作とされてきました。人々はその列の下に入り、無病息災を願います。こうした営みは、花が散り、季節が移ろうこの時期に、古くより災いが生じやすいと考えられてきたことと結びついています。

やすらい祭は、季節の移ろいと人の営みが結びついた、春の歳時の一つです。

 

写真:星野佑佳『京の祭と行事365日』(淡交社)より

参考文献

茶趣をひろげる 歳時記百科』淡交社 
今宮神社 公式サイト「やすらい祭」

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