
十月八日は、二十四節気の「寒露(かんろ)」。草木に宿る露にも冷たさが感じられるころです。日中には暖かさが残っていても、朝夕の空気にはひんやりとしたものが交じり、秋の深まりを知らせてくれます。
朝、庭先や道端の草を見ると、葉には小さな露。雨が降ったわけでもないのに、草がしっとりと濡れている。これは、空気中の水蒸気が、冷えた葉などの表面で水滴になるためです。晴れて風の弱い夜には、地面や草木の熱が逃げて温度が下がり、露ができやすくなります。
実際の冷え込みには地域や年による違いがありますが、朝、窓を開けたときの空気や、ふと見上げた空の高さにも、季節の変化は表れます。夜には夏の薄い掛け布団が心もとなくなり、そろそろ厚手の布団に替えたくなるころ。足元の草木に宿る露にも、日々の暮らしにも、秋の深まりが感じられます。
撮影:keiphoto / PIXTA(ピクスタ)
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参考文献
『茶趣をひろげる 歳時記百科』(淡交社)
日本気象会tenki.jp「 二十四節気「寒露」はどんな季節?天候の特徴や旬の食べ物、暮らしのポイントについて解説」
ウェザーニュース「二十四節気『寒露』 草花に冷たい露がつく頃」