
九月七日ごろは、二十四節気の「白露(はくろ)」。草木の葉に露が宿り始め、少しずつ秋の深まりを感じる頃です。
露は、空気中の水蒸気が冷やされ、草木などの表面で水滴となったもの。「白露」とは、草木に降りた露が白く見えることから付けられた名前です。
江戸時代の暦の解説書『暦便覧』には、
「陰気ようやく重なりて、露にごりて白色となれば也」
とあります。
日中にはまだ残暑が続くものの、朝夕の気温は次第に下がり、季節は少しずつ秋へと深まっていきます。
この頃になると、空は高く澄み、野には秋の草花が咲き始めるなど、身のまわりにも秋らしい景色が増えてきます。
朝、草木の葉にきらりと光る露を見つけたら、それも季節が進んでいるしるし。
白露は、身近な景色のなかに秋の深まりを感じる頃です。
撮影:カワセミ / PIXTA(ピクスタ)
参考文献
『茶趣をひろげる 歳時記百科』淡交社
国立天文台暦計算室「こよみ用語解説 二十四節気」
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