- 西日本

菊は、寒さの中でも凛として咲く姿から、別名「隠逸花」といわれ、俗世に囚われない「隠逸者(隠士)」の姿にたとえられ、聖人君子の象徴として清廉潔白さや高潔さを表す花、また清らかで気高い美しさを持つ花の象徴とされました。古来中国では菊を愛した文人・陶淵明をはじめとして数多くの「菊」をテーマとした歌が詠まれています。日本に「菊」が入ってくるのは平安時代の頃と言われており、『古今和歌集』あたりから盛んに歌に詠まれるようになりました。
そして、江戸時代前期:元和・寛永の頃から一般に菊の栽培が普及し、江戸時代中期:元禄頃には大流行します。多種多様な菊が栽培され、菊見と称した菊の品評会だけでなく、着物や様々な美術品の意匠としても大流行します。
意外にも樂家は、その流行より早い段階で「菊」をモチーフにした作品が残されています。時代によって「菊」の表現が変わっていくさまは、なかなか興味深いものと思います。
俗世のしがらみを離れ真摯に茶碗造りに向き合い続けてきた、樂歴代の菊に込められた思いを紹介します。
Information
開催情報
| 会期 | 2026年9月1日(火)~12月24日(木) |
|---|---|
| 開館時間 | 10:00〜16:30(入館は16:00まで) |
| 会場 | 公益財団法人 樂美術館 〒602-0923 京都市上京区油小路通一条下る |
| 入館料 | 一般1,200円 |
| 休館日 | 月曜日(但し 祝日は開館) |
| 電話 | 075-414-0304 |
| HP |
Organizer
主催者情報
公益財団法人 樂美術館
-伝統の陶家に伝えられた楽焼450年のエッセンス-
公益財団法人樂美術館は樂焼窯元・樂家に隣接して建てられています。1978年樂家十四代吉左衞門・覚入によって開館、収蔵作品は樂歴代作品を中心に、茶道工芸美術品、関係古文書など樂家に伝わった作品を中心に構成されています。これら樂家伝来の収蔵作品は、450年の永きにわたって、樂家歴代が次代の参考になるよう手本として残してきたもの。樂家の人々はこれらの作品を制作の糧として樂焼の伝統を学び、それぞれ独自な作陶世界を築いてきました。樂美術館にはまさに樂焼450年の伝統のエッセンスが保存されているのです。
075-414-0304
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