- 西日本

16世紀末~17世紀初頭の日本では、茶の湯に用いられる道具の価値観が大きく変化しました。本展「豊臣のいた時代」では、まず室町期以来の唐物への憧れを起点に、依然として名物茶器が権威の象徴として扱われていた状況を示します。
続く章では、豊臣秀吉にゆかりのある品々を中心として、豊臣家と同時代の茶人たちの茶道具をご紹介します。秀吉と茶の湯を語るうえで、わび茶を大成させた千利休の存在は欠かせません。信長より続く「御茶湯御政道」の中で、利休の茶風は諸大名に影響を及ぼしました。
最後に、志野・織部・黄瀬戸などの多様な美濃焼のほか、唐津・伊万里・高取といった朝鮮半島の陶工の活動を要因の一つとして隆盛した国焼を陳列、従来の唐物主義とは異なる新しい美として受容されていった様子を、作品の特徴から浮かび上がらせます。
本展は、豊臣家とともに生まれ、受け継がれてきた茶道具の多様な姿を、時代の流れとともに読み解く試みです。
Information
開催情報
| 会期 | 2026年8月29日(土)~12月6日(日) 前期:8月29日(土)~10月12日(月・祝) |
|---|---|
| 開館時間 | 10:00〜16:30(入館は16:00まで) |
| 会場 | 公益財団法人 湯木美術館 〒541-0046大阪府大阪市中央区平野町3-3-9 |
| 入館料 | 入館料一般1,200円 ※高校生以下・障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。 |
| 休館日 | 毎週月曜日[9月21日・10月12日・11月23日(月祝)は開館]・10月13日(火)・10月14日(水)・11月24日(火) |
| 電話 | 06-6203-0188 |
| HP |
Organizer
主催者情報
公益財団法人 湯木美術館館
湯木美術館は1987年11月に開館しました。
初代館長であった湯木貞一は日本料理店「吉兆」の創業者でもありました。
生涯をかけて日本料理にたずさわり、日本料理を文化として総合芸術の域にまで高めたと評価され、1988年には文化功労者として顕賞を受けています。
湯木は料理と茶の湯を人生の両輪とし、料理と共に茶の湯の研鑚も重ねて、茶事・茶会を催すかたわらで茶の湯の道具の収集にも心を傾けました。
湯木美術館はその湯木の茶の湯のコレクションを収蔵し、展示しています。
その内容は重要文化財13点、重要美術品3点を含むもので、「石山切(伊勢集)」「高野切」「春日宮曼茶羅」「唐物茶入 銘紹鴎みほつくし茄子」「志野茶碗 銘広沢」「織部四方手鉢」(いずれも重文)など、主に奈良時代から江戸時代にわたる優品を蔵しています。
*詳しくはこちらから
06-6203-0188
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