- 西日本

円山応挙の作は、人間の業や自然の驚異を写実的に捉えた作品です。人間の苦難と幸福の対比が鮮烈な出世作『七難七福図巻』、徹底した写生による飾り羽の緻密な色彩が光る『牡丹孔雀図』、縦3.6メートルを超え、今にも水飛沫の轟音が聞こえそうな『大瀑布図』が順次展示されます。
一方、伊藤若冲の作は、鹿苑寺の大書院を飾った全五十面からなる『大書院障壁画』です。彼の極彩色画とは対照的に、本作は「水墨画家」としての天才的手腕が遺憾なく発揮されています。墨の滲みを利用して立体感を生み出す「筋目描」などの超絶技巧を駆使し、葡萄に集う小鳥や、生命力あふれる鶏、孤高の松鶴がモノトーンの世界で躍動的に描かれています。
十八世紀の京都画壇を牽引した両巨匠の、静と動、写実と装飾の極致を体感できる展覧会です。
Information
開催情報
| 会期 | 2026年10月17日(土)~2027年6月20日(日) Ⅰ期 2026年10月17日(土)〜2027年2月14日(日) |
|---|---|
| 開館時間 | 10:00〜17:00(入館は16:30まで) |
| 会場 | 相国寺承天閣美術館 〒602-0898 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入 |
| 拝観料 | 大人1,000円 ※大人20名様以上は団体割引で各800円 |
| 休館日 | 年末年始休館 展示振替休館 |
| 電話 | 075-241-0423 |
| HP | https://www.shokoku-ji.jp/museum/exhibition/okyo-jakuchu2026/ |
Organizer
主催者情報
相国寺承天閣美術館
国宝5点、重要文化財145点
ー 伊藤若冲、円山応挙、長谷川等伯など多くの優れた文化財を収蔵
相国寺(正式名称・萬年山相国承天禅寺)は、明徳3年(1392)に夢窓疎石を開山とし、室町幕府第三代将軍足利義満によって創建された臨済宗相国寺派の大本山です。京都五山の第二位に列せられ、絶海中津や横川景三といった五山文学を代表する禅僧や、如拙・周文・雪舟らの日本水墨画の規範を築いた画僧を多く輩出し、地理的にも、文化的にも京都の中心に在り続けてきました。このような600年余の歴史により、中近世の墨蹟・絵画・茶道具を中心に多数の文化財が伝来しています。
詳しくはこちらから
075-241-0423
Other events



