- 東日本

江戸時代中期の禅僧・白隠慧鶴(はくいんえかく、1685~1768)は「臨済宗中興の祖」と呼ばれ、膨大な数の絵画と墨蹟を手掛けて禅の教えを広く伝えたことで知られています。
永青文庫の設立者・細川護立(ほそかわもりたつ、1883~1970)は、16歳のときに肋膜を患い、療養中に白隠の著作『夜船閑話(やせんかんな)』に感銘を受けたことをきっかけに、白隠の書画蒐集を始めました。永青文庫は、護立が集めた300点を超える白隠の書画を所蔵しており、質量ともに日本有数の白隠コレクションを誇ります。
一方、早稲田大学會津八一記念博物館には、日本重化学工業株式会社の初代社長・富岡重憲(とみおかしげのり、1896~1979)が長年にわたり蒐集した美術品約900点が所蔵されており、近世の禅書画がその約三分の一を占めています。富岡がなぜ禅書画を蒐集したのか、その経緯を示す記録は残されていませんが、これらの作品は主として後半生に蒐集されたものでした。
このたび両館は連携し、永青文庫所蔵の白隠および関連禅僧の書画について調査を実施しました。約2年におよぶ調査の過程では、富岡の禅書画コレクションの中に、細川護立の旧蔵品が含まれていることが明らかとなりました。
本展では、この調査成果を踏まえ、永青文庫と早稲田大学會津八一記念博物館による初の共同企画展として、永青文庫では護立の白隠コレクションから厳選した作品を、早稲田大学會津八一記念博物館では護立・富岡の禅書画コレクションを展示し、両コレクションの結びつきとその広がりを紹介します。今秋は、徒歩圏内にある2館で多彩な白隠ワールドを存分にご堪能ください。
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Information
開催情報
| 会期 | 2026年10月3日(土)~11月29日(日) 前期:10月3日(土)~11月3日(火・祝) |
|---|---|
| 会場 | 永青文庫 〒112-0015 東京都文京区目白台1-1-1 |
| 休館日 | 月曜日(ただし10/12・11/23は開館)、10/13(火)、11/4(水)、11/5(木)、11/24(火) ※状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合がございます。最新の情報はX(旧Twitter)またはこちら(PC)(Mobile)にてお知らせします。 |
| 開館時間 | 10:00〜16:30(入館は16:00まで) |
| 観覧料 | 一 般:1000円 |
| 電話 | 03-3941-0850 |
| HP |
Organizer
主催者情報
永青文庫
永青文庫は、肥後熊本54 万石を治めた細川家の下屋敷跡にある、東京で唯一の大名家の美術館です。細川家は南北朝時代の頼有(1332~91)を始祖とし、近世細川家の初代藤孝(幽斎、1534〜1610)と2 代忠興(三斎、1563〜1645)が大名家の礎を築き、3 代忠利より240 年にわたって熊本藩主をつとめました。永青文庫の名称は、中世細川家の菩提寺である建仁寺塔頭・永源庵の「永」、初代藤孝の居城・青龍寺城の「青」に由来します。所蔵品は、細川家伝来の美術工芸品や歴史資料、そして設立者である16 代細川護立(1883~1970)の蒐集品で、国宝8 件・重要文化財35 件を含む9 万4000 点にのぼり、テーマごとに展覧会を開催しています。永青文庫の建物は、昭和5 年(1930)に建てられた細川家の家政所(事務所)を展示施設としたものです。
詳しくはこちらから
03-3941-0850
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