- 西日本

日本独自のものといわれる散らし書きは、平安時代、貴族の女性たちが和歌や手紙を書く時に用いたことから始まり、鎌倉時代には形式化が進み、和歌の散らしとしていくつもの型も生まれました。
近年の調査で、手錢家蔵書の中に散らし書きの書法を用いた江戸時代の和歌の写本やさまざまな散らし書きをまとめた書法本などが存在すること、幕末の大社の人々による和歌の詠草と添削のなかに、宗匠が優秀と認めた歌を散らし書きで書いたものが複数あることなどがわかってきました。
これらの資料からは、本来雅な世界のものだったこのような文化が、江戸時代の半ばには地方の庶民の間にも広がっていたこともわかります。
今回の企画展では、散らし書きを用いて書かれた和歌写本、三十六歌仙屏風、書法本、大社の人々の和歌詠草などを展示します。
さまざまな散らし書きが見せてくれる、遊び心に満ちた、楽しく美しい筆文字と雅な和歌の世界をお楽しみください。
Information
開催情報
| 会期 | 2026年6月24日(水)~7月27日(月) |
|---|---|
| 開館時間 | 午前9時~午後4時30分(午後5時閉館) |
| 休館日 | 火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替期間中 |
| 入館料 | 大人:800円 団体:600円(20名以上) 高校生以下:無料 |
| 会場 | 手錢美術館 島根県出雲市大社町杵築西2450-1 |
| 電話 | 0853-53-2000 |
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