秋分|昼と夜の長さが近づくころ

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九月二十三日は、二十四節気の「秋分(しゅうぶん)」です。太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる頃。暦の上では、立秋から始まった秋のちょうど中頃にあたります。

「秋分の日は昼と夜の長さが同じ」とよくいわれますが、実際には少しだけ昼のほうが長くなります。これは、日の出と日の入りの時刻の決め方や、大気によって太陽の光が屈折して見えることによるものです。とはいえ秋分を過ぎると次第に夜のほうが長くなり、一気に秋の深まりを感じるようになります。

現在、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」国民の祝日です。戦前には、この日に「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」が祝祭日として定められ、皇室では歴代の天皇・皇族の霊をまつる祭祀が行われてきました。民間でも、秋分の日を中日とする秋の彼岸には、祖先を供養する習慣が受け継がれています。

大阪の四天王寺では、秋分ならではの行事を見ることができます。西門の石鳥居は古くから、極楽の東門にあたると信じられ、春分・秋分の日には、その向こうに沈む夕陽を拝み、極楽浄土を思い描く「日想観(じっそうかん)」が現在も行われています。

秋分を境に、いよいよ季節は深い秋へと向かいます。

 

 

 

 

 

撮影:Gen / PIXTA(ピクスタ)

参考文献

『茶趣12ヵ月ハンドブック』(淡交社)
国立天文台「春分の日・秋分の日には、昼と夜の長さは同じになるの?」
内閣府「各『国民の祝日』について」
宮内庁「主要祭儀一覧」
和宗総本山 四天王寺「日想観」

 

 

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