苦瓜|夏を乗り切る旬の味

Article

記事内容

 

焼けつくような夏の陽射しに鮮やかな緑色の実が映える。「苦瓜(にがうり)」は表面を覆う独特のイボと、口にすれば広がるほろ苦さが特徴の、夏を代表する野菜の一つです。

「ゴーヤー」の名でもおなじみですが、これは沖縄で使われてきた呼び名。一般には苦瓜と呼ばれるほか、「ツルレイシ」という和名もあります。

日本で苦瓜が食べられてきた歴史は古く、江戸時代の本草書『大和本草』や百科事典『和漢三才図会』にも、その姿や特徴が記されています。現在では沖縄料理の印象が強い苦瓜ですが、古くから日本で知られてきた植物なのです。

苦瓜にはビタミンCなどが含まれ、夏バテ予防に重宝されます。その名の通り独特の苦味がありますが、塩もみをしたり、さっと下茹でしたりすると苦味がやわらぎます。油を使った料理とも相性がよく、代表的なのが沖縄の家庭料理「ゴーヤーチャンプルー」。苦瓜を豆腐や卵などと炒め合わせた、夏にはおなじみの一品です。

爽やかな苦味もまた、夏ならではの味覚です。

 

撮影:株式会社うめ海鮮@フォト|和食・洋食・フードフォト専門 / PIXTA(ピクスタ)

参考文献

日本を味わう 366日の旬のもの図鑑』淡交社
農林水産省「うちの郷土料理 ゴーヤーチャンプルー 沖縄県

※参考文献のタイトルをクリックすると、【淡交社 本のオンラインショップ】に移動します。
※最新の価格・在庫状況はオンラインショップにてご確認ください。

シリーズ「季節を読む」はこちらから

More contents

茶の湯を学ぶコンテンツが
読み放題

有料会員になると、200点以上の動画・電子書籍・記事・茶道辞典・イベント情報などのコンテンツをすべてご利用いただけます

月額990円(税込)

いつでも解約可能