茶席の銘|八月

八月の茶席で用いられる茶杓の銘を、時期ごとにまとめました。

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八月 上旬

【時候】

季夏(きか)|晩夏を表す言葉

盛夏(せいか)|夏の盛り

炎暑(えんしょ)|厳しい暑さ

日盛(ひざかり)|日差しが最も強い頃

今日の秋(きょうのあき)|立秋の日

今朝の秋(けさのあき)|立秋の朝

初風(はつかぜ)|秋になって初めて吹く風

初涼(しょりょう)|初めて感じる涼しさ

早涼(そうりょう)|早く訪れた涼しさ

 

【天文・地理】

夏霞(なつがすみ)|夏にたなびく霞

雲海(うんかい)|山々を覆う雲の海

 

【動植物】

蓮見(はすみ)|蓮の花を愛でること

蓮見舟(はすみぶね)|蓮池を巡る舟

牽牛花(けんぎゅうか)|朝顔の異称

日車(ひぐるま)|向日葵の異称

向日葵(ひまわり)|夏を代表する花

日輪草(にちりんそう)|向日葵の異称

天蓋花(てんがいか)|向日葵の異称

常夏(とこなつ)|夏の盛り、または撫子の異称

夕顔(ゆうがお)|夕方から白い花を咲かせる植物

夕顔棚(ゆうがおだな)|夕顔を這わせた棚

青瓢(あおひさご)|青く若い瓢箪

深山蝉(みやません)|山深くで鳴く蝉

 

【暮らし・年中行事】

笹飾り(ささかざり)|七夕の笹飾り

半蔀(はじとみ)|夏に用いる蔀戸

端居(はしい)|縁先で夕涼みをすること

夕端居(ゆうはしい)|夕暮れの端居

花火見(はなびみ)|花火を眺めること

花火船(はなびぶね)|花火見物の舟

手花火(てはなび)|手持ち花火

遠花火(とおはなび)|遠くに見る花火

庭花火(にわはなび)|庭で楽しむ花火

打水(うちみず)|水をまいて涼を呼ぶこと

蚊遣火(かやりび)|蚊を追うために焚く火

蚊遣草(かやりぐさ)|蚊除けとして用いる植物

 

八月 中旬

【時候】

初秋(しょしゅう)|秋の初め

新秋(しんしゅう)|新たに迎えた秋

孟秋(もうしゅう)|秋の初めの月

肇秋(ちょうしゅう)|秋の始まり

金秋(きんしゅう)|実りの秋を表す言葉

新涼(しんりょう)|秋になって初めて感じる涼しさ

白風(しらかぜ)|秋の涼しい風

爽籟(そうらい)|木々を渡るさわやかな風

 

【天文・地理】

天の川(あまのがわ)|夜空に広がる銀河

秋の雲(あきのくも)|秋らしい雲

 

【動植物】

撫子(なでしこ)|秋の七草の一つ

荷葉(かよう)|蓮の葉

蓮の葉(はすのは)|大きく広がる蓮の葉

法の花(のりのはな)|蓮の異称

禊萩(みそはぎ)|盆の供花として親しまれる花

精霊花(しょうりょうばな)|禊萩の異称

鬼灯(ほおずき)|盆に飾られる植物

うてな|鬼灯の萼

うてなの花|鬼灯の花

黄昏草(たそがれぐさ)|夕顔の異称

秋津(あきつ)|蜻蛉の異称

糸蜻蛉(いととんぼ)|細身の蜻蛉

 

【暮らし・年中行事】

盂蘭盆(うらぼん)|祖先の霊を迎える行事

盆(ぼん)|祖先を供養する年中行事

精霊迎(しょうりょうむかえ)|祖先の霊を迎えること

迎火(むかえび)|祖先の霊を迎える火

送り火(おくりび)|祖先の霊を送り出す火

盆踊(ぼんおどり)|盆の行事として踊られる踊り

灯籠(とうろう)|盆に灯す明かり

灯籠流(とうろうながし)|灯籠を川などへ流す行事

花火見(はなびみ)|花火を眺めること

花火船(はなびぶね)|花火見物の舟

手花火(てはなび)|手持ち花火

遠花火(とおはなび)|遠くに見る花火

庭花火(にわはなび)|庭で楽しむ花火

里帰り(さとがえり)|故郷へ帰省すること

面影(おもかげ)|懐かしい人や昔を偲ぶこと

 

八月 下旬

【時候】

晩夏(ばんか)|夏の終わりを表す言葉

暮夏(ぼか)|夏の終わり

暮の夏(くれのなつ)|夏の終わり

夏の名残(なつのなごり)|過ぎゆく夏の趣

秋近し(あきちかし)|秋の近づく気配

秋待つ(あきまつ)|秋の訪れを待つこと

秋隣(あきどなり)|秋がすぐそこまで来た頃

秋立つ(あきたつ)|秋が始まること

秋めく(あきめく)|秋らしい気配が感じられること

残暑(ざんしょ)|立秋を過ぎても残る暑さ

残炎(ざんえん)|なお続く厳しい暑さ

秋暑(しゅうしょ)|秋になっても続く暑さ

秋暑し(あきあつし)|秋とはいえ暑さが厳しいこと

 

【動植物】

桐一葉(きりひとは)|桐の葉が一枚落ち、秋の訪れを表す言葉

一葉の秋(いちようのあき)|一枚の落葉に秋を感じること

蜩(ひぐらし)|夏の終わりを告げる蝉

秋茜(あきあかね)|赤とんぼの一種

田の実(たのみ)|実り始めた稲

 

【暮らし・年中行事】

地蔵盆(じぞうぼん)|地蔵尊をまつる年中行事

 

八月 通し(月全体を通じて使える景物)

【天文・地理】

朝焼(あさやけ)|朝焼けの空

朝焼雲(あさやけぐも)|朝焼けに染まる雲

夕焼(ゆうやけ)|夕焼けの空

夕焼雲(ゆうやけぐも)|夕焼けに染まる雲

大西日(おおにしび)|強い西日

朝凪(あさなぎ)|朝の静かな凪

夏の露(なつのつゆ)|夏に宿る露

露滴(ろてき)|草木に宿る露)|岩間にしみ出る水

 

【暮らし・年中行事】

夏帽子(なつぼうし)|夏用の帽子

麦藁帽(むぎわらぼう)|麦藁で編んだ帽子

軒忍(のきしのぶ)|軒先に飾る忍草

吊忍(つりしのぶ)|吊るして涼を楽しむ忍草

露台(ろだい)|庭に設けた涼み台

玉火(たまび)|花火の異称

百物語(ひゃくものがたり)|怪談を語り合う夏の遊び

昔語り(むかしがたり)|昔を語り偲ぶこと

 

参考文献

『月刊淡交テキスト 実践 取り合わせのヒント(2018)』淡交社(絶版)
茶趣12ヵ月ハンドブック』淡交社
二十四節気で親しむ 茶の湯の銘』淡交社

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