茶席の銘|七月

七月の茶席で用いられる茶杓の銘を、時期ごとにまとめました。

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七月 上旬

【時候】

半夏生(はんげしょう)|雑節の一つ

朝涼(あさすず)|朝の涼しさ

涼一味(りょういちみ)|涼趣に満ちた趣

 

【天文・地理】

天の川(あまのがわ)|夜空を流れる川

銀河(ぎんが)|夜空の星の川

安川(やすのかわ)|天の川の異称

夏の月(なつのつき)|夏夜に浮かぶ月

月涼し(つきすずし)|月に覚える涼味

碧雲(へきうん)|青空に浮かぶ雲

鵜川(うかわ)|鵜飼を行う川

篝火(かがりび)|鵜舟を照らす火

 

【動植物】

四葩(よひら)|紫陽花の異称

七変化(しちへんげ)|紫陽花の異称

牽牛花(けんぎゅうか)|朝顔の別称

常世花(とこよばな)|蓮の異称

浮葉(うきは)|水面に浮かぶ葉

玉藻(たまも)|藻の美称

藻の花(ものはな)|淡水藻の花

 

【暮らし・年中行事】

七夕(たなばた)|星を祭る節句

星祭(ほしまつり)|七夕の別称

星迎(ほしむかえ)|星神を迎える行事

星合(ほしあい)|織姫と彦星の逢瀬

星合の空(ほしあいのそら)|星逢う夜空

乞巧奠(きっこうでん)|七夕の儀式

鵲の橋(かささぎのはし)|天の川に架かる橋

烏鵲橋(うじゃくきょう)|鵲の橋の異称

織女(しょくじょ)|織姫星

牽牛(けんぎゅう)|彦星

梶の葉(かじのは)|願いを書く葉

梶鞠(かじまり)|七夕の飾り

糸巻(いとまき)|糸を巻く道具

願糸(ねがいいと)|七夕竹の五色の糸

五色の糸(ごしきのいと)|七夕に供える糸

笹蟹姫(ささがにひめ)|七夕伝承の蜘蛛

年の渡り(としのわたり)|年に一度の逢瀬

妻迎舟(つまむかえぶね)|織姫を迎える舟

立琴(たてごと)|七夕の琴

鵜匠(うしょう)|鵜飼を行う人

鵜舟(うぶね)|鵜飼の舟

風折烏帽子(かざおりえぼし)|鵜匠の烏帽子

腰蓑(こしみの)|鵜匠の装束

水馴棹(みなれざお)|鵜舟の棹

東方朔(とうほうさく)|七夕故事の仙人

 

七月 中旬

【時候】

朝涼(あさすず)|朝の涼しさ

盛夏(せいか)|夏の盛り

炎暑(えんしょ)|炎える暑さ

日盛(ひざかり)|日の最も高い頃

宵の夏(よいのなつ)|夏の夕暮れ

夜半の夏(よわのなつ)|夏の夜更け

 

【天文・地理】

夏の月(なつのつき)|夏夜に浮かぶ月

月涼し(つきすずし)|月に覚える涼味

雲の峰(くものみね)|湧き立つ入道雲

綿雲(わたぐも)|綿のような雲

夏日影(なつひかげ)|夏の木陰

朝凪(あさなぎ)|朝の凪

夕凪(ゆうなぎ)|夕方の凪

青田面(あおたのも)|青田の広がる田面

青田風(あおたかぜ)|青田を渡る風

青田道(あおたみち)|田の間の道

せせらぎ|浅瀬を流れる水音

喜雨(きう)|待ち望んだ雨

雨祝(あめいわい)|恵みの雨を祝う

 

【動植物】

蓮(はす)|夏を彩る花

常世花(とこよばな)|蓮の異称

荷葉(かよう)|蓮の葉

蓮浮葉(はすのうきば)|浮かぶ蓮葉

蓮青葉(はすのあおば)|青々とした蓮葉

浮葉(うきは)|水面に浮かぶ葉

牽牛花(けんぎゅうか)|朝顔の別称

夏鶯(なつうぐいす)|夏まで鳴く鶯

老鶯(ろうおう)|夏まで鳴く鶯

 

【暮らし・年中行事】

鵜匠(うしょう)|鵜飼を行う人

鵜舟(うぶね)|鵜飼の舟

篝火(かがりび)|鵜舟を照らす火

祇園会(ぎおんえ)|祇園祭の別称

御霊会(ごりょうえ)|疫病退散の祭礼

宵祭(よいまつり)|祭前夜

宵宮(よいみや)|祭前夜の行事

宵山(よいやま)|山鉾巡行前夜

山鉾(やまほこ)|祇園祭の山鉾

祇園囃子(ぎおんばやし)|祇園祭の囃子

鉾の稚児(ほこのちご)|神の使い

鉾粽(ほこちまき)|厄除けの粽

蘇民将来(そみんしょうらい)|厄除けの護符

檜扇(ひおうぎ)|祇園祭の花

くじ取らず(くじとらず)|巡行順固定の鉾

安居(あんご)|僧侶の修行

夏安居(げあんご)|夏の安居

雨安居(うあんご)|雨季の安居

端居(はしい)|縁先で涼むこと

伊予簾(いよすだれ)|伊予産の簾

玉簾(たますだれ)|美しい簾

風鈴(ふうりん)|涼を呼ぶ音

金魚玉(きんぎょだま)|金魚鉢の別称

水中花(すいちゅうか)|水で開く玩具

 

七月 下旬

【時候】

盛夏(せいか)|夏の盛り

炎暑(えんしょ)|炎える暑さ

日盛(ひざかり)|日の最も高い頃

涼(りょう)|暑中の涼

夕涼(ゆうすず)|夕暮れの涼

宵涼(よいすず)|宵の涼

晩涼(ばんりょう)|夜更けの涼

涼々(りょうりょう)|涼やかな趣

三伏(さんぷく)|盛夏の暑気

炎天(えんてん)|燃える夏空

炎陽(えんよう)|真夏の日差し

白雨(はくう)|夏の夕立

行合(ゆきあい)|季節の移ろい

 

【天文・地理】

雲の峰(くものみね)|湧き立つ入道雲

綿雲(わたぐも)|綿のような雲

夏日影(なつひかげ)|夏の木陰

朝凪(あさなぎ)|朝の凪

夕凪(ゆうなぎ)|夕方の凪

喜雨(きう)|待ち望んだ雨

雨祝(あめいわい)|恵みの雨を祝う

夏の露(なつのつゆ)|夏草に宿る露

露涼し(つゆすずし)|露に覚える涼

潮騒(しおさい)|波の音

夏濤(なつなみ)|夏の波

海霧(うみぎり)|海上に立つ霧

霧笛(むてき)|霧に響く笛

荒磯(ありそ)|波打つ岩浜

青海(あおうみ)|青い海

青海波(せいがいは)|波の吉祥文様

漁火(いさりび)|漁船の灯

虹の橋(にじのはし)|橋に見立てた虹

虹の帯(にじのおび)|帯のような虹

大西日(おおにしび)|強い西日

 

【動植物】

蓮(はす)|夏を彩る花

荷葉(かよう)|蓮の葉

蓮浮葉(はすのうきば)|浮かぶ蓮葉

蓮青葉(はすのあおば)|青々とした蓮葉

夏草(なつくさ)|夏に茂る草

草茂る(くさしげる)|草の勢い盛ん

草いきれ(くさいきれ)|草むらの熱気

沢蟹(さわがに)|沢辺の蟹

磯蟹(いそがに)|磯辺の蟹

初蝉(はつぜみ)|初めて聞く蝉

蝉丸(せみまる)|伝説の歌人

空蝉(うつせみ)|蝉の抜け殻

蝉時雨(せみしぐれ)|降るような蝉の声

蝉取り(せみとり)|蝉を捕る遊び

 

【暮らし・年中行事】

土用入り(どよういり)|土用の始まり

端居(はしい)|縁先で涼むこと

打水(うちみず)|涼を呼ぶ打ち水

三露(さんろ)|露地の打ち水

夕涼み(ゆうすずみ)|夕暮れに涼む

縁涼み(えんすずみ)|縁先で涼む

橋涼み(はしすずみ)|橋上で涼む

床涼み(ゆかすずみ)|床で涼む

涼み舟(すずみぶね)|涼を楽しむ舟

楫枕(かじまくら)|舟中の旅情

衣紋掛(えもんかけ)|衣を掛ける具

夏座敷(なつざしき)|夏向きの座敷

青簾(あおすだれ)|青竹の簾

伊予簾(いよすだれ)|伊予産の簾

玉簾(たますだれ)|美しい簾

風鈴(ふうりん)|涼を呼ぶ音

金魚玉(きんぎょだま)|金魚鉢の別称

金魚鉢(きんぎょばち)|金魚を飼う鉢

水中花(すいちゅうか)|水で開く玩具

花氷(はなごおり)|花を閉じ込めた氷

氷柱(ひょうちゅう)|涼を呼ぶ氷

氷室(ひむろ)|氷を貯える室

水遊び(みずあそび)|水辺の遊び

土用干(どようぼし)|土用の虫干し

虫払(むしばらい)|書画の虫干し

暑気払(しょきばらい)|暑さ払い

夏衣(なつごろも)|夏の衣

薄衣(うすぎぬ)|薄手の衣

蚊遣(かやり)|蚊を払う香

蚊遣火(かやりび)|蚊遣りの煙

富士詣(ふじもうで)|富士山への参詣

浜土産(はまづと)|浜辺の土産

浜苞(はまづと)|浜辺の包み土産

瀑書(ばくしょ)|書画の虫干し

 

七月 通し(月全体を通じて使える景物)

【時候】

涼風(りょうふう)|夏を渡る風

 

【天文・地理】

山滴る(やましたたる)|青葉に覆われた山

真清水(ましみず)|清らかに湧く名水

苔清水(こけしみず)|苔間に湧く清水

磯清水(いそしみず)|海辺に湧く真水

岩清水(いわしみず)|岩間に湧く清水

岩もる水(いわもるみず)|岩間にしみ出る水

滴り(したたり)|滴り落ちる水

滴翠(てきすい)|青葉より滴る水

巌の苔(いわおのこけ)|岩を覆う青苔

滝津瀬(たきつせ)|滝の流れ落ちる瀬

白糸(しらいと)|白糸のような滝

布引(ぬのびき)|白布に見立てた滝

溪声(けいせい)|谷川の水音

山色(さんしょく)|山のたたずまい

青田波(あおたなみ)|風に揺れる青田

 

【動植物】

万緑(ばんりょく)|見渡す限りの緑

夏木立(なつこだち)|夏の盛りの木立

 

参考文献

月刊淡交テキスト 実践 取り合わせのヒント(2018)』淡交社
茶趣をひろげる 歳時記百科』淡交社
淡交新書 茶の湯の銘 季節のことば』淡交社

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