昔語り|秋の夜に語り合う

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九月も今日で終わり。家路につく頃や、夕餉の支度を終えてひと息つく頃には、外はすっかり暗くなっています。秋の夜が少しずつ長くなり、誰かと話す時間も、ゆったりと感じられるようになりました。

家族と幼い頃の話をしたり、久しぶりに会った旧友と思い出をたどったり。仕事帰りに同僚と杯を重ね、出会った頃の失敗を笑い合うのも楽しいものです。ひとつの話をきっかけに、「そんなこともあった」と、次々に記憶が呼び起こされます。

こうして昔の出来事を語ることを「昔語り」といいます。同じ時間を過ごしたはずなのに、心に残っている場面は人によって違うことも。自分が忘れていた言葉や出来事を、相手が大切に覚えていることもあるでしょう。

今夜は、懐かしい話をひとつ。少し長くなった秋の夜を、誰かと語り合って過ごすのもよさそうです。

 

撮影:kaka / PIXTA(ピクスタ)

 

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