焚(も)え残る白炭あらば捨ておきて また余の炭を置くものぞかし(利休百首・第27首)

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記事内容

燃え残っている枝炭があれば、それはそのままにしておき、あらためて枝炭をつぐ、という教えです。

ちょっと解説

この一首は、後炭手前(ごずみてまえ)で枝炭をつぐ際の心得を教えています。

後炭とは、初炭でついだ炭の火が弱くなった頃に、あらためて炭をついで火を整えることです。このとき、初炭で置いた枝炭が、まだ燃え残っていることがあります。

その場合、燃え残った枝炭を動かしたり取り除いたりせず、そのままにしておき、必要な枝炭をあらためてつぎます。ここでいう「捨ておきて」とは、燃え残った枝炭を捨てるという意味ではなく、そのまま手をつけずに置いておく、ということです。

この一首は、後炭では燃え残った枝炭に手を加えず、必要な枝炭をあらためてついで火を整えることを教えています。

利休百首に収められた和歌は、稽古の場や茶会の一瞬、そして日々の暮らしの中で、ふと立ち返るための言葉として詠まれてきました。一日一首、静かに言葉を味わいながら、自身の茶の湯の心と重ねてみてください。

シリーズ「今日の利休百首」はこちらから

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