日々に和菓子第13回|芋名月

暮らしの中で、和菓子をいただいてみませんか。きっと、心豊かになるはずです。

京都在住の和菓子好きユニット「日々に和菓子」が、四季折々の和菓子をご紹介します。

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記事内容

 

昨日9月25日は中秋の名月。

この美しい月を愛でる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。

かつて貴族たちは、池に船を浮かべて管弦に興じ、風雅な観月の宴を開いていました。

やがてその営みが民衆へと広がると、実りの秋を祝う収穫祭と結びつき、現在のようなお月見の形式が生まれたそうです。

 

中秋の名月が「芋名月」とも呼ばれるのは、まさにこうした観月の風習に収穫祭が溶け込んだ名残。

夜空の名月に、里芋をはじめとする農作物がそっと供えられます。

 

さて、中秋の名月と満月は、必ずしも重なるとは限らないもの。

今年の満月は9月27日とのことです。

今週末は、実りの秋の恵みにそっと感謝を寄せながら、静かに夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。

 

 

本日の和菓子は、紫野源水さんの「芋名月」。

ころんとした里芋の姿を模した一品です。

羽二重製のものは珍しい。

素朴な芋の風情は香ばしい焼き目で表現され、孫芋をイメージした小さな突起には、練り切りの上にニッキが添えられています。

細部に宿るこだわりが、ありがたく感じます。

もちもちと柔らかく、それでいて心地よい弾力のある生地、そこに香ばしい焼き目とニッキの芳香が重なり合う、絶妙なハーモニーに心が満たされます。

 

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菓銘:芋名月

ご製:紫野源水

住所:京都市北区小山西大野町78-1

器:黒錆虫喰小皿

作:大山求さん

撮影・文:日々に和菓子

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※掲載した和菓子が販売されているとは限りません。
※販売状況は店舗にお尋ねください。

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執筆者プロフィール

日々に和菓子

京都在住の和菓子好きユニット。
茶の湯をベースとしながら、「日々の暮らしの中で、和菓子をいただく」をコンセプトに活動中。
Instagram(@hibiniwagashi)も日々更新。

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