筒茶碗深き底よりふき上り 重ねて内へ手をやらぬもの(利休百首・第22首)

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記事内容

筒茶碗は、最初に深い底から拭き上げ、一度清めた内側には再び手を入れない、という教えです。

ちょっと解説

この一首は、筒茶碗の形にかなった拭き方を教えています。

筒茶碗は深さがあるため、通常の茶碗のように縁から拭くと、底を拭く際に指や手が清めた内側に触れてしまうことがあります。そのため、まず底を拭き、そこから縁へ向かって拭き上げます。

このような拭き方は、筒茶碗という形に合わせた理にかなった所作です。

この一首は、道具の形や大きさに応じて最も自然な扱い方を選ぶことが、茶の湯の所作の基本であることを教えています。

利休百首に収められた和歌は、稽古の場や茶会の一瞬、そして日々の暮らしの中で、ふと立ち返るための言葉として詠まれてきました。一日一首、静かに言葉を味わいながら、自身の茶の湯の心と重ねてみてください。

シリーズ「今日の利休百首」はこちらから

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