大海をあしらふ時は大指を 肩にかけるぞ習ひなりける(利休百首・第20首)

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記事内容

大海茶入を右手であしらう時は、親指を肩に添えて持つのが、古くからの扱い方である、という教えです。

ちょっと解説

この一首は、大海茶入の形にかなった扱い方を教えています。

大海茶入は、口が広く、丈が低い平たい形をしています。そのため、茶入をあしらう際、親指を肩に添えて支えることで、茶入が安定し、無理なく扱うことができます。

ここで大切なのは、親指の位置を覚えることではありません。道具の形や重心を理解し、それに最も適した持ち方を選んだ結果が、点前として受け継がれてきたということです。

この一首は、道具の形を理解することが、自然で美しい所作につながることを教えています。

利休百首に収められた和歌は、稽古の場や茶会の一瞬、そして日々の暮らしの中で、ふと立ち返るための言葉として詠まれてきました。一首ずつ、静かに言葉を味わいながら、自身の茶の湯の心と重ねてみてください。

シリーズ「今週の利休百首」はこちらから

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