お稽古を始めるのに必要なものの第一は、「やる気」です。
千利休の教えを伝える「利休百首」という和歌がありますが、その初めの歌は、
その道に 入らんと思ふ心こそ 我身ながらの 師匠なりけれ
現代語訳:その道(茶道)に入ろうと思う心(やる気)を持つことが、自分自身の師となるのですよ、いう歌です。
お茶の先生を、インターネットなどであちこちと探す前に、まずは自身の心に「やる気」があるかを確認しなさい、という意味にもとれます。もちろん、ちょっと興味関心があるということで始めてみられる場合もあるでしょう。ただ、始めるからにはできるだけ長く続けられたほうが、何よりもご自身のためになるものと考えます。
気持ちの用意が整いましたら、他には、
【茶席扇子・懐紙・菓子切・白ソックス】
これらは先日の「教えて!石塚先生第5回」で触れたお客様のときに最低用意するものとほぼ同じものです。
この他に、
【帛紗・古帛紗・小茶巾入れ・帛紗ばさみ】
が必要になります。
帛紗
帛紗は、もてなす側の象徴的な存在となるもので、男性は紫色・女性は朱色を基本とします。亭主が腰に付けて点前をし、棗や茶杓などを清めます。本絹製(化繊もあります)で「不洗布」と表記されるぐらいですので、水洗いすることはありません。
客側が帛紗を腰に付けることはありませんので、茶会などで分からないことがあれば、帛紗を付けている方にお尋ねになるとよいでしょう。
古帛紗
古帛紗は帛紗よりも小ぶりで、多くは名物裂と呼ばれる貴重な裂の柄を模した、金襴や緞子などで織られた裂地です。濃茶の点前で用いたり、濃茶をいただくときに使ったりします。
小茶巾入れ
小茶巾入れとは、濃茶の稽古の時に茶碗の飲み口を拭くために使用する小茶巾をいれる袋状のものです。
帛紗ばさみ
帛紗ばさみは、そうした用具一式を納めるためのものです。
これらは、いずれも茶道具店に予算などを伝えて相談すると調えてくださいます。
▼お稽古の必需品は、こちらでもご購入いただけます。
茶道具と茶席のきものオンラインショップ
