何にても置き付けかへる手離れは 恋しき人にわかるると知れ(利休百首・第9首)

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記事内容

どの道具であっても置いて手を離すその瞬間は、大切な人と別れるときのような気持ちで行うべきである。

ちょっと解説:

この一首が語っているのは、所作の終わりにこそ心を配ることの大切さです。手を離す瞬間は、動きの締めくくりであり、余韻として残るところでもあります。名残を惜しむように、静かに手を引く。そのわずかな違いが、所作全体の印象を大きく変えていきます。

利休百首に収められた和歌は、稽古の場や茶会の一瞬、そして日々の暮らしの中で、ふと立ち返るための言葉として詠まれてきました。一日一首、静かに言葉を味わいながら、自身の茶の湯の心と重ねてみてください。

シリーズ「今日の利休百首」はこちらから

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