乾きたる茶巾使はば湯はすこし こぼし残してあしらふぞよき(利休百首・第23首)

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記事内容

乾いた茶巾を点前で使うときは、茶筅通しの湯を少し茶碗に残し、茶巾に湿り気をもたせて扱うのがよい、という教えです。

ちょっと解説

この一首は、点前で用いる茶巾が乾いていたときの対処を教えています。

茶巾は、水屋で水に浸してよく絞り、畳んで茶碗に仕組みます。しかし、準備をしてから時間が経つなどして、使う頃には茶巾が乾いてしまうことがあります。

そのようなときは、茶筅通しの湯を捨てる際に、茶碗の中へ少しだけ湯を残します。その湯で茶巾にほどよく湿り気をもたせることで、いつものように茶碗を清めることができます。

この一首は、思いがけないことが起きたときにも慌てず、その場の状況に応じて適切に対処することの大切さと心構えを教えています。

利休百首に収められた和歌は、稽古の場や茶会の一瞬、そして日々の暮らしの中で、ふと立ち返るための言葉として詠まれてきました。一日一首、静かに言葉を味わいながら、自身の茶の湯の心と重ねてみてください。

シリーズ「今日の利休百首」はこちらから

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