茶の湯の達者な人とは、好む心、器用さ、そして努力を積み重ねること、この三つがそろっている人のことをいう。
ちょっと解説
この歌は、何事も上達するには、それが好きであること、上達のために工夫をすること、そして目立たなくても稽古を重ねることが大切であると伝えます。忙しい日々の中でも、前回の注意を思い出しながら稽古に向き合う。そうした積み重ねが、やがて自身の糧となり自然な所作につながっていきます。
利休百首に収められた和歌は、稽古の場や茶会の一瞬、そして日々の暮らしの中で、ふと立ち返るための言葉として詠まれてきました。一日一首、静かに言葉を味わいながら、自身の茶の湯の心と重ねてみてください。