茶碗のミカタ第2回|樂茶碗

  • 監修:谷村庄治(茶道古美術商「谷庄」専務)

茶碗の“見方”のコツを、茶道具の目利きである先生に茶道初心者Mが生徒となり一から学ぶシリーズ。 

今回の拝見で あなたの“味方”になる 知識が身につくかも。

第2回は「樂茶碗」を拝見します。

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記事内容

“ 利休の美意識から生まれた ”

樂茶碗

モデル:黒樂茶碗 五代宗入造 銘「頭巾」

 

先生  今回は樂茶碗、特に黒樂茶碗を見ていきましょう。持った感じはどうですか?

生徒M 全体的に厚めでやわらかく、丸みを帯びた形ですね。鈍く光る肌の質感はきめ細かさもあって、手のひらにピタッと吸いつきます。色は黒よりも漆黒って感じでしょうか。

先生  抹茶をいただくために顔を近づけると、見込みがブラックホールのようで吸い込まれそう、なんて言う人もいるくらい。黒樂茶碗特有のこの黒色には、実際の見込みをより深く見せる視覚的な効果があります。また、黒樂を含めたすべての樂茶碗は手捏(てづく)ねといって、ろくろや型を使わずに手で成形しているので、直線的ではない、やわらかい線の印象になることが多いかもしれません。……

 

 

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記事詳細情報

執筆者プロフィール

谷村庄治

たにむら しょうじ|1975年、石川県生まれ。金沢で明治元年に創業した茶道古美術商「谷庄」専務。

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