葵祭は、毎年5月15日に行われる下鴨神社と上賀茂神社の例祭です。
正式名称を「賀茂祭」といい、平安時代以来、国家的な行事として執り行われてきた歴史があります。
今もなお王朝風俗の伝統を色濃く残す、数少ない祭事のひとつです。
庶民が主役の「祇園祭」に対し、葵祭は雅な「貴族の祭」といえるでしょう。
この祭に欠かせないものといえば「二葉葵(ふたばあおい)」です。
下鴨・上賀茂両神社の御神紋であり、斎王代の髪飾りや勅使の冠、牛車、社殿の軒先に至るまで、いたる所がこの葵の葉で彩られます。
古くは、冠などに挿して飾ったことから「挿頭草(かざしぐさ)」とも呼ばれていました。
さて、葵祭では毎年一万枚もの二葉葵が使われるといいます。
かつては自生するものだけで賄えていましたが、近年は環境の変化によりその数が減少しています。
そこで、祭を支えるために市民の手で二葉葵を育て、神社へ奉納する「葵プロジェクト」の活動が続けられています。
葵祭を下支えするだけでなく、古来の森の再生を図りながら、自然と文化のつながりを次世代へと伝えているのです。
本日の和菓子は、宝泉堂さんの「賀茂葵」です。
丹波大納言小豆を丁寧に炊き上げ、寒天を用いて二葉葵の形に整えています。
外側はシャリッとかすかな歯ざわりがあり、中はしっとりと小豆の豊かな食感が息づいています。
清々しい二葉葵が描かれたパッケージも美しく、京都土産としても喜ばれることでしょう。
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菓銘:賀茂葵
ご製:宝泉堂
住所:京都市左京区下鴨膳部町21
器:浮様 丸盆
作:Shimoo Design
撮影・文:日々に和菓子
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※掲載した和菓子が販売されているとは限りません。
※販売状況は店舗にお尋ねください。


