薄茶器の見方が変わる薄茶器の種類① 棗・平棗・長棗・胴張棗・尻張棗・白粉解

薄茶を入れる容器を「薄茶器(うすちゃき)」といいます。木製の漆器をはじめ、竹や陶磁器など、さまざまな材質のものがあります。

薄茶器には多くの種類がありますが、その代表的なものが「棗(なつめ)」です。植物の棗の実に似た形から名づけられ、胴のふくらみや高さ、裾の張り方などによって、さまざまな名称があります。

今回は、棗を中心とした6種類の薄茶器を紹介します。

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棗(なつめ)

植物の棗の実に似た形の薄茶器です。基本となる利休形は、蓋の甲に丸みがあり、胴は裾に向かってややすぼまり、底が少し上がっています。大棗・中棗・小棗など、大きさによる違いもあります。

 

平棗(ひらなつめ)

大棗を低くしたような、平たい形の棗です。直径が高さの約2倍になるものが多く、横に広がった姿が特徴です。

 

長棗(ながなつめ)

通常の棗に比べて幅が狭く、やや細長い形をした薄茶器です。

 

胴張棗(どうばりなつめ)

中棗の胴の部分が、外側に張り出した形の薄茶器です。

 

尻張棗(しりはりなつめ)

中棗ほどの大きさで、裾が張った形の薄茶器です。尻膨棗(しりぶくらなつめ)とも呼ばれます。

 

白粉解(おしろいとき)

もとは白粉を溶くための器で、これを平棗として利用したことに始まります。また、特に小さいものは香合にも用いられました。

 

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参考文献

『新版 茶道大辞典 』淡交社(絶版)

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