茶道文化検定1級・2級にチャレンジ!「菓子編」(解説付き)

1級では、それぞれの分野の知識を個別に覚えるだけでなく、歴史や茶道具、茶事などを相互に関連付けながら総合的に理解することが求められます。
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2級では、3級・4級よりも出題分野が細分化され、それぞれの知識を個別に覚えるだけでなく、歴史や茶事、茶道具などを関連付けながら体系的に理解することが大切です。
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記事内容

問題 ※答えと解説はページを下へスクロールするとご覧いただけます。

1)6月の菓子「水無月」は氷を模したものといわれますが、冬の氷を保存しておく洞のことを何といいますか。

① 氷室 ② 氷屋 ③ 屋氷 ④ 葉室

[難易度:茶道文化検定2級レベル]

 

2)「こなし」を作る時に、こし餡に加える粉は何ですか。

①寒梅粉 ②上新粉 ③もち粉 ④小麦粉

[難易度:茶道文化検定1級レベル]

 

3)平安時代に遣唐使たちが中国から持ち帰った唐菓子でないものはどれですか。

①桂心 ②団喜 ③包子 ④梅枝

[難易度:茶道文化検定1級レベル]

 

4)上巳の節句、雛祭りに用いられる、「戴き餅」を起源とする説のある菓子はどれですか。

①菱葩 ②引千切 ③粽 ④水無月

[難易度:茶道文化検定2級レベル]

 

答え

1)① 氷室

解説:氷室(ひむろ)は『日本書紀』の「仁徳天皇記」に初見され、平安時代には都の周辺の山陰にいくつか設けられ、旧暦6月1日や15日などに、氷の節供として冬の間に製氷された氷が献上された。定家の歌に「夏ながら 秋風たちぬ 氷室山 ここにぞ冬を 残すと思へば」がある。6月の祓えと重なり、水無月(みなづき)の題材となった。 

 

2)④小麦粉

上菓子に特有の種のうち、見た目の似ているものに練りきりとこなしがある。練りきりはこし餡に寒梅粉やぎゅうひを練りこんだもの。こなしは、小麦粉を加えて蒸してからもみこんだ生地である。

 

3)③包子

唐菓子は主に7 世紀から9 世紀にかけて遣唐使によって唐朝から伝わったという菓子で、和名として「からくだもの」と呼称する。大陸における唐菓子は、小麦粉を材料として胡麻油で揚げたものである。日本に伝わった後、材料の小麦粉は米粉に置き換えられた。包子は12世紀から14世紀にかけて、宋・元朝からもたらされ、日本においては饅頭として定着した。

 

4)②引千切

『紫式部日記』に「ことし正月三日まで、宮たちの御戴餅に日々にまうのぼらせたまふ、御供に、みな上﨟もまいる」と戴き餅のことが書かれている。「戴き餅」とは平安時代の正月(元日または吉日)に餅を子供の頭上にかかげ、幸せを願う公家の儀式のこと、またその時に用いる餅のことである。この儀式と3 月3 日の雛祭りのイメージが合わさり、京都において雛の茶席菓子としての引千切を生んだと考えられている。この名称の由来は戴き餅を引きちぎった形からともいわれている。

 

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