“ 高麗ブランドのオーダーメイド品 ”
御本茶碗 茂三
モデル:銘「有明」
生徒M 名前を見た瞬間、〝しげぞう〟さんが造った茶碗なのかなと思いました。
先生 一目で〝もさん〟とは読めないよね(笑)。茂三は御本(ごほん)茶碗といって、日本で注文されて釜山(プサン)の窯で焼かれたオーダーメイドの茶碗の一種。茂三とは後世につけられた分類上の呼び名ですが、当時製作あるいは製作を指導した対馬(つしま)藩士の名前と言われています。
生徒M 茂三についてはまだわかっていないことも多いんですね。しかし持ってみると、なんだかスッと整った雰囲気を感じます。

先生 どこから見ても形が整っているよねえ。全体的に厚みがない薄作(うすさく)で、横から見たら腰が張らずに直線的な杉形(すぎなり)だし、上から見たらほぼ真円。非常に洗練されている。これって利休の侘び茶のイメージとはちょっと違うと思いませんか?……