茶碗のミカタ第5回|御本茶碗 茂三

  • 監修:谷村庄治(茶道古美術商「谷庄」専務)

茶碗の“見方”のコツを、茶道具の目利きである先生に茶道初心者Mが生徒となり一から学ぶシリーズ。 

今回の拝見で あなたの“味方”になる 知識が身につくかも。

第5回は「御本茶碗 茂三」を拝見します。

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記事内容

“ 高麗ブランドのオーダーメイド品 ”

御本茶碗 茂三

モデル:銘「有明」

 

生徒M 名前を見た瞬間、〝しげぞう〟さんが造った茶碗なのかなと思いました。

先生  一目で〝もさん〟とは読めないよね(笑)。茂三は御本(ごほん)茶碗といって、日本で注文されて釜山(プサン)の窯で焼かれたオーダーメイドの茶碗の一種。茂三とは後世につけられた分類上の呼び名ですが、当時製作あるいは製作を指導した対馬(つしま)藩士の名前と言われています。

生徒M 茂三についてはまだわかっていないことも多いんですね。しかし持ってみると、なんだかスッと整った雰囲気を感じます。

 

 

先生  どこから見ても形が整っているよねえ。全体的に厚みがない薄作(うすさく)で、横から見たら腰が張らずに直線的な杉形(すぎなり)だし、上から見たらほぼ真円。非常に洗練されている。これって利休の侘び茶のイメージとはちょっと違うと思いませんか?……

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記事詳細情報

執筆者プロフィール

谷村庄治

たにむら しょうじ|1975年、石川県生まれ。金沢で明治元年に創業した茶道古美術商「谷庄」専務。

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