
甲(こう) 蓋の上面の部分。蒔絵などの意匠が施されることも多く、道具の印象を決める面です。
肩(かた) 甲の外側から丸く落ちていく部分。薄茶器の姿を形づくるところです。
合口(あいくち) 蓋と身が合わさる境目の部分。蓋の納まりや作りの精度が表れます。
小隅(こずみ) 蓋裏の隅にあたる部分。
立ち上がり 香合や棗などの合わせ物で、蓋と合わせのよいように身の口縁(くちべり)からさらに薄く立ち上がっている縁取りをいいます。
渡し(わたし) 口の直径を指す部分。
胴(どう) 器の中央部で最も量感のある部分。薄茶器の姿を決めるところです。
底(そこ) 薄茶器の最下部の、畳に付く部分。棗では削り込んだ上底になっているものが多く、碁笥底(ごけぞこ)と呼ばれます。
薄茶器は一見すると単純な形に見えますが、こうして部分ごとに見ていくと、それぞれの面や線によって姿が構成されていることが分かります。
茶席で薄茶器を見るときには、上から順に目で追いながら、その形の変化を確かめてみてください。
名称を知るだけで、道具の姿は少し違って見えてきます。
一部資料
『新版 茶道大辞典』淡交社
参考資料
『茶道具ハンドブック』淡交社
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