
茶杓の真行草
節の位置によって、茶杓は真(しん)・行(ぎょう)・草(そう)に区分されます。
真 … 無節のもの。
行 … 止節(とめぶし)。
草 … 中節(なかぶし)。
現在一般に用いられるのは中節、いわゆる草の茶杓です。真・行は特別な茶会や点前に用いられます。
正面から見た部分名称(名所)
露(つゆ) 茶杓の頂点。
櫂先(かいさき) 茶を掬う部分。
撓(ため) 匙状に湾曲した部分。丸撓・二重撓などがあります。
節上(ふしうえ) 節から撓までの部分。
節(ふし) 竹の節。節の位置が真行草を決めます。
節下(ふしした) 節から切止までの部分。
切止(きりどめ) 茶杓の下端。面取・四方切下ろし・四方切面取・節止などの種類があります。
樋(ひ) 茶杓表の露から節に流れる溝。「とい」ともいいます。竹の選び方によって、両樋・逆樋・薬研樋などがあります。
横から見た名称
節裏(ふしうら) 節の裏側。
雉子股(きじまた) 節裏の刳りが深く、ふっくらとした部分。
追取(おっとり) 節下のうち、持ったとき親指の当たる部分。
拝見に回ってきたとき、露・撓・節の位置を意識して見てみてください。
名称を知るだけで、一本の中にある世界が見えてきます。