
四月上旬は、二十四節気の「清明(せいめい)」にあたります。清明とは、空気が澄み、万物が明るく清らかに見える頃という意味の言葉です。
春が進み、日差しはやわらかさの中にも力強さを感じるようになります。空は高く、遠くの景色までよく見える日も増えてきます。また冬のあいだ静かだった草木も、この頃になると勢いよく芽を出し、若い葉を広げ始めます。
道ばたの草花が次々に咲き、田畑では耕作の準備が進みます。新しい年度を迎え、学校や仕事など生活の節目を迎える人も多い時期です。街の空気もどこかあわただしく、同時に新しい季節の始まりを感じさせます。
澄んだ空とやわらかな光がそそぐこの時期、自然も人の暮らしも次の季節へと動き始めています。
参考文献
『茶の湯をまなぶ本 改訂版 茶道文化検定公式テキスト 1級・2級』淡交社
『茶趣をひろげる 歳時記百科』淡交社
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