「学ぶ」とは、実際に自身が体験・観察し、反芻しながら身につけていくもの。
自分では習わずに、善し悪しを言うのは愚かなことだ、という戒め。
ちょっと解説
稽古場では、先生や先輩の動きを「見る」ことも稽古の一つです。テンポや所作の流れ、間合い、道具の扱いなどは言葉だけでは伝わりません。この歌は、まず素直に見て、まねて、体で覚えることの大切さを語っています。実際に繰り返し経験をすることで、はじめて確かな理解へとつながっていきます。
利休百首に収められた和歌は、稽古の場や茶会の一瞬、そして日々の暮らしの中で、ふと立ち返るための言葉として詠まれてきました。一日一首、静かに言葉を味わいながら、自身の茶の湯の心と重ねてみてください。