何かを学ぼう、この道に入ろうと思い立つその心こそが、自分自身を導く最初の師となる。
ちょっと解説
この一首は、学びの心の在り方を示しています。師に教えを受けたとしても、「学びたい」「身につけたい」と願う気持ちがなければ、教えは目の前をを通り過ぎてしまいます。反対にこの心があれば、日々の暮らしや失敗さえも、自分を育てる糧になります。茶の湯に限らず、あらゆる学びの出発点として、静かに胸に留めておきたい一首です。
利休百首に収められた和歌は、稽古の場や茶会の一瞬、そして日々の暮らしの中で、ふと立ち返るための言葉として詠まれてきました。一日一首、静かに言葉を味わいながら、自身の茶の湯の心と重ねてみてください。